狂気の伝説的カルト映画『ムカデ人間』が4Kリマスターで復活! 関西での舞台挨拶に訪れた「カツロー」役の俳優・北村昭博にインタビュー! 不屈のキャラクターに宿る関西マインド!?|Q-WEST(クウェスト)・関西カルチャー探求WEBメディア

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狂気の伝説的カルト映画『ムカデ人間』が4Kリマスターで復活! 関西での舞台挨拶に訪れた「カツロー」役の俳優・北村昭博にインタビュー! 不屈のキャラクターに宿る関西マインド!?

カテゴリー : 関西映画インタビュー

2026. 09. 02 Wed

かつて、そのエキセントリック過ぎる内容で全世界を震撼させた、衝撃のカルトホラー映画『ムカデ人間』。作品は未見でも、その名を聞いたことがあるという方は多いことだろう。2011年に日本でも劇場公開され、あまりにも常軌を逸した展開に阿鼻叫喚の一方、数多くの熱狂的なファンを生み出した作品である。
そんな伝説的映画『ムカデ人間』が、この晩夏の日本に、まさかの「4Kリマスター」で帰ってきたのだ! 2026年8月21日(金)から、“15年ぶり”に日本全国の映画館で順次公開がスタート。最新の映像技術により精緻な描写で蘇った狂気の連続。再び日本を絶叫の渦に巻き込むことは間違いないだろう!

そして先日、関西での劇場公開に合わせて、『ムカデ人間』のメインキャラクターの一人である「カツロー」役の俳優・北村昭博さんが登壇する舞台挨拶が開催されたのだが……そこでなんと!! 来阪中の北村さんに「Q-WEST」が直接インタビューをさせていただけることに!! 『ムカデ人間』をキッカケに、その後も世界で活躍を続ける稀有な俳優さんと直接お話ができるなんて、またと無い機会。とはいえ、あの反骨心剥き出しの「カツロー」を目の前に、果たして筆者(子守)は正気で向き合うことができるのか!? 緊張と共に向かった「テアトル梅田」で、作品に関することや、関西に対しての思い、自身のルーツなど、色んなお話をお伺いしたので、その模様をお届けしたい。日本を代表する“怪優”北村昭博の素顔やいかに!?

北村昭博インタビュー! 『ムカデ人間』は“世にも恐ろしい”映画?

ー本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。よろしくお願いします。

北村昭博(以下・北村):もう何でも聞いてくれてOKなんで! よろしくお願いします。

ー今回『ムカデ人間』が15年ぶりの日本公開ということで、関西でも舞台挨拶をされたわけですが、普段海外で活動されている北村さんは、関西にいらっしゃるのはいつ以来になるのでしょうか?

北村:実は妻の親友が大阪でショップをやっていて、今年の4月にも大阪に来たんですよ。ぜひそのショップの紹介もしてもらいたいくらいなんですが、「Dali(ダリ)」っていうお店なんですけど。独創的なんですが、すごく志の高いお店で。病気だったりとか、余命が限られた方だったり、それでなかなかファッションをエンジョイするのが難しいっていう方に、ファッションやメイクも綺麗にして、写真撮影も楽しんでもらおうっていうショップなんです。
そこで、その友達に着飾ってもらって撮影してもらったんですよ。妻と息子と、妻のお母様も一緒に家族で撮ってもらって。それが久しぶりの大阪でしたね。その時は1泊だけだったんですけど、いやぁ、でもご飯が美味しかったなぁ。

ーではそれほど間を空けずに、今回また関西だったんですね。
さて本題である映画『ムカデ人間』、僕も拝見させていただきました。メチャクチャ面白かったです。恥ずかしながら僕はいわゆる「グロ系」が苦手なもので、鑑賞するのを躊躇していたのですが……。

北村:そうですよね、ヤッバイ映画!?って思っちゃいますよね。どうでした? 結構うわってなりました?

ーそれが、思っていたよりも大丈夫でした。で、これは失礼になったら恐縮なんですが、むしろ所々シュールでツッコミどころもあって、思わず笑いが吹き出しちゃったんですよ。そもそも、この作品は笑いながら観ても良いのでしょうか?

北村:いやそうなんですよ、笑える映画なんで。もう全然笑ってもらっていいんですよ。アメリカとか海外の映画祭とかで上映される時って、みんな最初から最後まで笑ってますよ(笑)。
シュールに見える部分にもムービーマジックっていうのがあるんですよ。よくツッコまれるのが映画の途中で、地下から庭にどうやって移動したのかとか、不思議に見えるところは結構あると思うんですけど、もうあれはムービーマジックで「あんまり考えないでください」って感じなんですね(笑)。ハイター博士の家も特殊な家で。プールがあったり庭があったりして結構大きな家なんですけど、構造的にはとても不思議で。僕も「どこに檻があって……」とかは、あんまり考えないようにしていました。

ー「笑っていい」と言っていただけて安心しました(笑)。でも映画としては登場人物は誰も笑わない、シリアスなホラー作品なわけですよね。撮影時の雰囲気っていうのはどんな感じだったんでしょう? やっぱりピリピリしているものなんですか?

北村:もちろんコメディではないですからね。でも普通、ホラー映画を撮影する時って、意外とピリピリはしてなかったりするもんなんですよ。和気藹々としてたりして。
でもこの作品は、ハイター博士を演じたディーター・ラーザーさんが、ガチで憑依型の俳優で、かなり「なりきる」タイプの方だったんですね。だからディーターさんがめちゃくちゃ怖いんですよ。今のコンプラの時代だと有り得ないくらい怒鳴ってくるみたいな。ハイター博士そのものが本当にずっといる感じで、緊張感もありましたし。ディーターさんは冗談とかも絶対に言わない、本当にとことん自分の演技のチョイスをどうするかっていうのを、考えて考え抜いてやられる方だったんで。ディーターさんがいる時は、僕もカツローに憑依的になりきって、対決してやるって感じでしたね。
なので、そこは緊張感を持ってやったんですけど、やっぱりオフってる時はちょっとリラックスしたりっていうのはありましたよ。ムカデ人間の僕の後ろにくっついているアシュリーさん(リンジー役)なんかは、カットがかかって次のテイクまで数分あるって時に、僕のお尻に顎を乗せて休んだりしてて。「ちょっと、お尻で休まないでくれる?」みたいな(笑)。そんな感じのユーモアはあったんですけど。
でも面白いことに、やっぱり「笑い」って、ハイター博士もそうですけど「人が本当に真剣に野望を持ってやっている」っていうところに、外から見たらツッコミどころがあるっていうか。

ーまさに観ていて思ったんですが、「ハイター博士が何故ムカデ人間を作りたいのか」っていう理由も、特に出てこないまま進みますよね。

北村:しかも作った後も結構困ってるっていうか(笑)。作ってから「どうしよう?」みたいな。作ってからどうするかは別に考えてなくて。ハイター博士の欲が強すぎて、早くムカデ人間として僕(カツロー)にムチを打ちたいみたいな。そういう人間の「欲」だったりも面白いし、僕のキャラクターもなんとか反抗して、どうにかこの状況から抜け出そうと必死に足掻いているのも、外から見たらすごく面白いっていう。僕のキャラはめちゃくちゃ関西弁でワーって言いまくる。僕が出てから使われている言語は、ほぼ日本語メインみたいになって、そういうのも面白い驚きがある映画だと思いますね。

「カツロー」というキャラクターはいかにして生まれたのか?

ー僕自身も関西人ということで、言葉の面についてお伺いしたかったんです。カツローは「高知出身で大阪で成り上がったヤクザ」っていう役柄ですよね。なので言葉も土佐弁+関西弁という「西の言葉」で演技をなさっていて。海外の方が聞いても、標準語での演技と、関西弁や土佐弁とでは伝わるニュアンスも変わるんですか?

北村:あぁー、あんまりそういう質問をされたことは無かったですね。やっぱり「個性」が出るんですよ。例えば海外の作品に出る時に、関西弁で喋った方が、標準語よりも「直訳感」が無くなるんですね。
多分これ、真田広之さんとかも直面してきたことだと思うんですけど、海外の作品のセリフは元々英語なんで、日本語担当の方が元の英語のセリフを翻訳して、日本人のキャラクターが演じることも多いんですよ。そうすると、その部分の翻訳が思いっきり直訳だったりすることが、すごくよくあるんです。それってすっごく喋ってて気持ち悪いし、不自然な感じなんですね。昔だったら韓国だったり中国だったり、それこそアジア系アメリカ人の方が日本人を演じていて、多分、彼らにとっては全くノープロブレムなんですけど、日本で生まれ育った人間にとって直訳のロボットみたいな日本語を喋るって、喋ってる時点でもう役が飛んじゃうんですよね。リアリティがいきなり無くなるっていうか。役の個性も飛んでしまうんで、僕たちが現場で自分で訳すことができるのが一番良いですね。
で、関西弁とか土佐弁で喋ることによって、言葉にエネルギーが出てくるっていうか。特に僕のカツローは「喋る」ことしかできないんで。ハイター博士を「殴る」ことはできないじゃないですか(笑)。言葉で対決するしかないんで、だからこそ標準語よりも、大阪弁で「何しとんじゃ!」みたいな感じで言った方が、勢いとかカツローの攻撃性も出せるんですよ。役とその言葉のエネルギーが本当にぶつけられるんで、標準語で「お前は何をやってるんだ」って言うよりも、海外の方にとっても恐らく感じ方は違いますね。
だから結構みんなに言われるんですけど、僕のセリフって日本語なんで日本人の方だけがエンジョイできるみたいに思われて、もちろんそういう部分もあるんですけど、海外で上映される時も字幕を良い感じに訳してもらってるんですよ。スラングじゃないですけど、エネルギーを持った言葉に訳してもらってて。それが海外の映画ファンにとってウケる言葉になってるって感じで。「火事場のクソ力!」っていう日本語のセリフがあるんですけど、それも英語だと「窮鼠猫を噛む」的なことが、なんか「日本人はコーナーに追い込まれると、すごい力を出す」みたいな英語になったりしてて(笑)。でもそれはやっぱり実際に「火事場のクソ力!」って言ってるのが面白いんですよ。直訳じゃなくて「意訳」っていうのが僕的には重要なんです。だからカツローを関西弁にして、日本人の観客の方だけじゃなくて、海外のファン方々のためにも、すごく良かったなって僕は思ってます。

ー『ムカデ人間』のセリフはアドリブも多いって聞いたんですが、北村さんが関西弁、土佐弁で話されたセリフっていうのは、トム・シックス監督にもちゃんと伝わっていたんでしょうか?

北村:いやぁー伝わってなかったですね(笑)。あの人は何を言ってもOKだったんで。トム・シックス監督は日本映画が大好きなんで、日本人が出て、何を言っても「グレート!」って感じだったんですよ。編集になって初めて、僕が何を言っているか分かったって言ってました(笑)。だからそれが、ある意味すごく自由を与えられたので、一番やりやすかったですけどね。喋りやすいように喋って、気持ちいいようにやっちゃってましたね。

ー映画を拝見していて、僕がカツローに共感したところが1つありまして。手術される直前のシーンで「ちょちょちょ、ちょっと待ってや、待ってや!」って言うのが、関西人だなぁ!と。カツローみたいに一見コワモテでも、関西人ってああいう感じで言っちゃうんですよね。北村さんご自身の場合はどうなんでしょうか?

北村:僕だったら多分、黙って受け入れますね(笑)。注射とか嫌いなんで、そういう時は静かになるタイプなんですよ。怖さのあまり。僕だったら受け入れます。
けどカツローは、自分で「ヤクザ」って言ってますけど、本来実はもっと弱い人間なんですよ。虚勢を張っている人間なんで、結構いろんなところで泣いたり。ウ⚪︎コする時にも「ごめんよ、ごめんよー」って言ったり(笑)。それがちょっと可愛かったりすると思うんですよ、人によっては。

ーでは、あのシーンは北村さんの「素」とは違うんですね。

北村:素じゃないですね。僕はカツローとは性格的にも全く違うんで。結構、僕は繊細なタイプっていうか。みんなにはよく「カツローさん、怖い人なんじゃないか」って思われるんですけど、全く違って高知で育ったボンボンみたいな奴なんで(笑)。だからカツローとは正反対って言うか、共通する部分はそんなにないですね。
亀田三兄弟のお父さんの史郎さんっているじゃないですか。YouTubeで動画を見て、彼を参考にしたんで、そっちに寄せていったっていうか。昔、史郎さんがやくみつるさんと対決した時の、すごいブチギレようが色んな感情があって、それが僕的には面白かったし、リアルだなぁと思って。またそれが人間っぽくていいなぁって。ホラー映画だと光りますよね。
あとユーモアって、重要だと思っていて。例えばこうやってインタビューしてて、いきなり「ウワーッ!」ってトランスフォーマーの加藤さん(同席いただいた配給会社のご担当者)が、トンカチでドカッて殴ってきたら怖いですけど、ある意味ウケるっていうか(笑)。本当はウケちゃいけないんだけど、僕はちょっとウケると思うんですよ。そういうのも狙ってるっていうか、ホラー映画では重要だなって昔から思ってたんで。

ー唐突に何かが起こるっていう。

北村:唐突に人が想像していない何かだったり、感情だったり。僕は5年間くらい演劇学校に行ってたんで、役者としてホラー映画のありきたりな演技とか絶対したくないな、とか。そういう若気の至りじゃないですけど、尖ってたところもあったから、色んな違う感情を見せてやる、どういう感情が浮かんでもそれを表に出すみたいな、そういう意味でも挑戦してましたね。だから「ちょちょちょ、やめてやー」みたいなのも「カツロー急に弱っ」みたいな感じで。それも人間的な多面性なんじゃないですかね。

関西マインドが産んだ!? 「カツロー」に流れる意外なルーツ

ーそういう意味では『ムカデ人間』での役作りやセリフは、北村さん自身が高知出身で良かったと言える部分なんでしょうか?

北村:そうですね。正直、関西の方と結構似てるっていうか。カジュアルなとこはカジュアルで。僕は大阪で育ったわけじゃないんで、リアルな関西とはそこまで接点はないんですけど。僕は中学高校と結構進学校で、大阪からも30人くらい寮に入って学校に通う方がいたんで、彼らとの文化交流みたいな感じはありましたね。
高知の人も感情的になる時は感情的になる人種なんで、だからお酒もいっぱい飲んだりしちゃうんですけど(笑)。僕が高知出身っていうのは絶対に生きましたよ。これが東京出身、東京育ちの俳優さんだったら、多分『ムカデ人間』であの役は生きないし、ヒットしなかったんじゃないですかね。本当にそう思いますね。
僕は高知で育って、それがダウンタウン全盛期の時なんで、『ごっつええ感じ』とかを子供の時に見て本当に面白かったんですよ。さらに言うと、浜田さんが東京のドラマに出てても関西弁で演じてたのも、僕的には面白いなって。高知にいたけど、その「イズム」を食らいながら生きてきたんで、そういう影響を受けてる僕が出たのも面白かったんだと思います。西日本の笑える文化だったり勢いだったり。それが多分あったんじゃないですかね。

ー西の文化、笑いの文化の影響があるんですね。カツローみたいに怒鳴ってる人も、西の人のイメージですよね。

北村:しかも怒鳴ってるのって何か、めっちゃ面白いじゃないですか。いきなり松ちゃんが怒鳴るのとかも、マジでめっちゃ急なんで。それまで普通にやってて急にブチ切れるのが、すごく面白くて。

ー関西はそういうオジさん多いですね(笑)。関西と言えば、すごくベタな質問で恐縮なんですが、今回せっかく関西にいらっしゃったということで、何か食べたい物はありますか?

北村:もちろん大阪に来たら、やっぱりお好み焼きとか鉄板焼きとか、たこ焼きとか。そういうの食べたくなりますよね。ソース系とか。
めちゃくちゃ美味しいお好み焼きのお店に家族で食べに行って、帰りに「おおきに!」って言ってもらえると、めっちゃテンション上がるんですよ。もしかしたら今はあんまり言わないのかもしれないですけど。

ー今も言ってくれるお店はありますよ(笑)。

北村:それで「うわー良かった、おおきに聞けた!」みたいな(笑)。「おおきに」でテンション上がりますし、それも含めてのおもてなし的な感じがあって、すごく僕は嬉しいし楽しいですね。
関西マインドの人って面白いんですよ。『ムカデ人間』の舞台挨拶も、今回、京都と大阪でさせていただいて。一番最初にQ&Aで観客の方に質問してもらいますっていう形だったんですよ。そうしたら京都も大阪も、いきなり『ムカデ人間』と全然関係ない質問されて。

ースミマセン、関西の人間が(笑)。

北村:でもそれが面白くて(笑)。『ムカデ人間』の俳優が来てるっていうのに、京都の最初の人からは「カレーは好きですか?」って質問されて。それで僕もなんかロサンゼルスのカレー文化について話して。僕も含めて「みんな何でカレーについて語ってんだろう?」みたいな(笑)。けどそれが一番最初の質問だったからこそ面白かったし、みんなが質問しやすい空気に持っていってくれて。大阪でも「スタン・ハンセン知ってますか?」とか「りくりゅう知ってますか?」とか聞かれて、それも「何言ってんねん」みたいな感じで、めちゃくちゃスベってたんですよ(笑)。でもそれで逆に、みんなが話しやすくなって。それも意図してるのかわかんないですけど、最初の質問から『ムカデ人間』と関係ない質問でスベるっていうのが、すごく面白くて(笑)。あれでみんな「この質問よりも良い質問を出せるだろう」って感じで、ガッと質問コーナーが盛り上がりましたね。

ースベッたと聞くと、関西人としては申し訳ない気もしますが(笑)。でもカツローにも、その関西マインドが入っているっていうのは、関西人としては嬉しい限りです。

北村:本当に、東京の役者さんをディスるわけじゃないですけど、絶対それだと『ムカデ人間』はヒットしてないなっていうくらいの力はありますよ。なので、ぜひ関西の方にもいっぱい見ていただきたいですね。今回、関西でも上映される映画館、結構ありますもんね? (トランスフォーマー・加藤さん「京都、大阪、奈良、神戸、尼崎。」) 尼崎って、ダウンタウンの!? すごいですね。やっぱりカリスマなんで、僕は芸人じゃないのにリスペクトはあるじゃないですか。「尼崎!?」ってなる(笑)。
だって僕は、別の映画で『ヒマラヤ』っていう、主演で出た作品がありまして。2、3年前のインディペンデント映画なんですけど。ヒマラヤで雪男を探すっていう映画なんですよ。ずーっとカメラが僕の顔を写してて、僕が探索するっていう。その映画の中で、僕が気絶して、他の人が「大丈夫か? 大丈夫か?」みたいになってるところを、「うわーっ」て騙すっていうシーンがあるんですけど。みんながビビる場面で。その時、ダウンタウンの『ごっつええ感じ』のコントで、松ちゃんが「うっそよね〜ん!」ってあったじゃないですか、それを僕がセリフとして言ったんですよ(笑)。オマージュじゃないですけど。日本だと多分、見てる人は「松ちゃんが『ごっつええ感じ』で言ってた「うっそよね〜ん!」やん」ってなると思うんですけど、そういうのを海外の作品でブチかますのが、僕的にはすごく大切なことで。アメリカ人にはわかんないかもしれないですけど、かましました(笑)。

ー今日のお話はウソじゃないですよね?(笑)

北村:今日の話はウソじゃないです、ホンマもんです(笑)。

ー関西マインドを海外でも取り入れていただいて、とても嬉しいです。では最後に、そんな関西のファンの方や、まだ『ムカデ人間』を観ていない関西の方にメッセージをいただいてもよろしいでしょうか?

北村:関西の皆さま、多分いろんな前評判だったりで、もしかしたら「すごいグロい映画を観に行くことになるんじゃないか」みたいなことを思ってらっしゃるかもしれないですけど、実は『ムカデ人間』って、そういう映画じゃないっていうか。それを武器にしている映画じゃないんで。本当に人生について考えさせられたり、見る人によっては映画の最初から終わりまで、めちゃくちゃ笑えるっていう人もいますし。いろんな感情が揺さぶられて、号泣しながら観る人もいますし、日本人のカツローが途中から結構メインになって、日本を誇りに思う方もいますし。すげぇかっこいい、セクシーなドイツの名優のディーターさんに惹かれる方もいます。
いろんな魅力が詰まった映画ですので、ぜひ劇場に来ていただいて、この狂ったクレイジーな映画の世界観に没入してほしいです。映画体験として、本当に最初から最後まで「この映画の世界に住んでる」みたいな感覚になると思うんで。ぜひ映画館に食らいに来てほしいですね。「観る」んじゃなくて「食らって」ください!
この映画は「楽しい」って言われている映画なんで、楽しんでいただければ光栄です。

ー今回は面白いお話、ありがとうございました!

インタビュー中にご本人が仰っていた通り、映画内のカツローとは違って、終始笑顔で気さくに話してくださった北村さん。この後も写真撮影をしながらの雑談にも応じてくださり、本当にフランクでサービス精神旺盛なナイスガイ!!
しかし最後の最後に、北村さんの中で密かに燃える「カツロー魂」を感じさせるエピソードも。冒頭でお話ししてくださった、ご友人でもある大阪・梅田/中津のサロン「Dali(ダリ)」。こちらのお店が某有名YouTubeチャンネルに登場した際、番組内でご友人に対して大変失礼な言動があったんだとか!! これに対しては普段温厚な北村さんもブチギレ、正面から名乗り出て抗議したんだそうだ。一応伏せておくものの、筆者自身もかねてから件のYouTubeチャンネルに良い印象がなかったため、これは俄然北村さんを応援!! 雑談の中とは言え、こちらも北村さんの豊かな人間味を感じさせてくれる裏話だった。

さて、映画『ムカデ人間4K』は関西では下記の映画館で上映。
【大阪】なんばパークスシネマ/テアトル梅田/MOVIX八尾
【京都】MOVIX京都
【兵庫】元町映画館/MOVIXあまがさき
【奈良】ユナイテッド・シネマ橿原

その他、日本全国で上映されるので、詳しくは映画公式サイトをご確認いただきたい。
北村さん演じるカツロー達に襲い来る理不尽な凶行、唯一無二の刺激的な世界観。初めて観る方には少々の勇気が必要かもしれないが、この映画でしか味わえない驚愕の体験が劇場で待っているぞ!!
あっ、トランスフォーマーさん、今流行りの「カツロー『応援上映』」なんてのはいかがでしょうか? ぜひご検討の程を!

▼『ムカデ人間4K』公式WEBサイト
https://transformer.co.jp/m/mukadeningen/

▲北村昭博さん、ありがとうございました!

Report:子守ぬけがら
X:@miligraph

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