京都・紫明会館へTOMOVSKY「ひとりトモフワンマン」(9/19)を観に行ってきました|Q-WEST(クウェスト)・関西カルチャー探求WEBメディア

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京都・紫明会館へTOMOVSKY「ひとりトモフワンマン」(9/19)を観に行ってきました

カテゴリー : 京都音楽ライブレポート

2021. 09. 21 Tue

2021年9月19日(日)トモフスキー「ひとりトモフワンマン」@京都・紫明会館。台風一過でとても晴れたこの日。
筆者(子守)は紫明会館へ行くのが初めてで、到着前からテンションが上がっておりました。と、言うのも今回の会場である「紫明会館」は登録有形文化財でもある歴史的建築物。どんな建物なんだろう!?
……しかしながら、当日は上の写真の通り、外装工事中でした。残念! 昔からここぞという時に持ってない人間である。

いやいや、今日はライブを観に来たのだ。気を取り直して入場。それでも館内はさすがの趣がありますね。ライブの会場である3Fのホールへ向かいます。


もちろん会場は感染症対策バッチリ。通常より座席数を減らした上で換気をしながら、来場者はコロナ追跡システムへの登録、検温・消毒をしてホール内へ(当然アルコール提供も無し!)。

パイプ椅子が並べられたホールも、ライブハウスとはまた違ってとても良い空間。
久しぶりに観る「ひとりトモフ」! 期待が高まります。

そして17:30開演! トモフスキー登場! ……と言うか、17:30少し前からステージにいらっしゃって「始めて良い?」みたいな感じでユルッと開始。トモさんらしいです。

トモフスキーライブ恒例「歌う55歳(今回は台風明け55歳)」からスタート。トモさん、55歳かぁー。

通常「ひとりトモフ」では、ギターと足元に置いたバスドラムを踏みながら一人で演奏するスタイルですが、今回はギター+ピアノというレアセット。

ギターとピアノを行ったりきたりしながら、時にはギターを抱えてピアノを弾きながら、自由奔放なスタイル!
今回はバスドラムが無いので、ステージをダンダン!と足で踏み鳴らしながらの演奏です。
曲間も延々ずっと喋りっぱなし、ふざけっぱなし、たまにシニカルな話、細身の55歳とは思えないエネルギーは一体どこから来るのか!?

今回のライブは、コロナ禍中に作ったという新アルバム「WE GO」(「WE GO」については後述します)の曲を中心にしながら、定番の曲も交えてといった内容。

おそらく新曲を初めて聴く(筆者も含めて)方も多かったと思いますが、どの曲もトモフスキーらしさに溢れ、皆さん手拍子・拍手で応えます(感染症対策のため、声出しNG)。
中でも筆者はピアノ演奏で歌われた「無事で」という曲に、とても感動しました(歳のせいか涙もろくなっている筆者は帰宅後、購入したCDで再度聴いて泣く)。

そして定番曲では当然の盛り上がり! オーディエンスの皆さまはハンドクラップも慣れたもんです(ぼーっとしていたら自分がハンドクラップ下手くそなのに気づきました、何故か少しずつズレていく……)。あくまで声は出さずに、でも熱気の伝わる会場。トモフスキーのライブはお客さん方も皆さま素敵でいらっしゃいます。

個人的なところでは大好きな
「散歩のための散歩」
「SKIP」
「いい星じゃんか」
「タイクツカラ」

を聴くことができて大満足。

2時間近く経ったところで、一旦終演。と思ったところ息つく間もなくすぐにアンコールがスタート!
「スポンジマン」に続いて、筆者がトモフスキー曲で最も好き、またライブで一番会場が沸く「我に返るスキマを埋めろ」!!
コロナ禍以前ならコールアンドレスポンスになるところですが、今回はハンズアップのみで!
早く声を出してライブが見られる世界になったら良いのに! と思いながら手を上げておりました。

いやー感無量、もうお腹いっぱい、と思っていたら、何と何と再アンコール!
まだまだ喋り続けるトモさん!
再アンコールでは「脳」、そして「映画の中」で2時間強のライブは終了。

最後まで全開ノンストップなトモフスキーの「ひとりトモフワンマン」。最後まで歌いまくり喋りまくり暴れまくり。
唯一無二な世界の、自由で温かなライブでした。サイコゥサイコゥサイコゥ!

さて、トモフスキーの新譜「WE GO」ですが、前述の通り昨年からのコロナ禍中に作られたアルバム。
全国流通の開始は10月20日ですが、ライブ会場物販及びオフィシャル通販で9月5日から既に先行購入可能!
筆者も「無事で」に感激したあまり購入しましたが(今まさに本稿を書きながら聴いています)、トモフ節全開の軽やかで優しさに溢れた作品です。
トモフスキーの曲は、ご本人の人柄をすごく感じるんですよね。今作には「52」(ご自由に)という収録曲もありますが、その通りとてもフリーダム!

さらにもう一点、アンコールで披露された名曲「我に返るスキマを埋めろ」が9月15日から各種サブスク解禁!
下記リンクから、Apple Music、Spotify他で聴くことが可能です。
https://tomovsky.lnk.to/ware

「トモフスキーの曲ってまだ聴いたことない」という方は、ぜひ聴いてみてくださいね。

と言うわけで、トモフスキーの魅力全開の最高のライブ。紫明会館の雰囲気も素晴らしく、良い一日になりました(次回訪れる機会があれば、その時には外装の工事が終わっていますように……)。

筆者も55歳になる頃には、トモさんみたいなオモシロカッコいいオジさんになりたいなと思ったのでした。

Report:子守ぬけがら
Twitter:@miligraph

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