肌ざみいでございまさあねぇー（©️ハリウッドザコシショウ）。急に気温が下がりだした今日この頃、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあるので、皆さまお身体をお大事に。
では、今週のQ-WEST編集後記。
この１週間（2023.10.15〜2023.10.21）で更新した記事は……
機材トラブルが無くならない今岡ヒロト【寄声 虫はキセイチュウに変わり少し爽やかになりました、、：15】
「だらだらと漫画を読む」【SSWアキラのアキラめない日々：30】
以上２本。まだお読みでない方は上記リンクから是非ご一読のほどを。
今週の「蔦江タイチのカシス・オ・コラム」は休載でございました。また次回更新をお楽しみに。
ところで、皆さん「うどん」はお好きだろうか？
筆者（子守）は関西生まれ関西育ちなので「そば派」か「うどん派」なら、完全に「うどん派」。母が蕎麦アレルギーということもあって、年の終わりも昔から「年越しそば」ではなく「年越しうどん」である。うどんLOVE。
しかしながら「うどん派」も一枚岩ではないわけでして「うどんはコシが強ければ強いほど良い！」と言う人もいれば、特に九州などで主流の「ふにゃふにゃ柔らかめのうどんが好き」と言う向きもある。
元々関西のうどんは、どちらかと言うとそんなにコシが強いわけではなく、出汁の味で勝負、といった感じであった。筆者の住む京都も、柔らかめのうどんが多い。
そんな群雄割拠な「うどん界」に2000年、彗星の如く登場し、瞬く間に全国的な人気店となったのが、皆さんご存知「丸亀製麺」である。コシが強めの、いわゆる「讃岐うどん」を標榜するお店である。
ただし、実のところ「丸亀製麺」は兵庫県加古川市発祥。讃岐うどんの本場、香川県丸亀市の人からすると「丸亀を勝手に名乗っている偽物じゃねーか！」と納得いかないところはあるかも知れないが、結果的に「コシの強いうどんは美味い」と全国に広める結果となったわけです。
そんなこんなで、筆者も「うどんはコシが強い方が美味いよなぁー」となり、「うどん派コシ強流」を自認しておりました（そんな流派があるのかどうか知らんが）。
で、先日のこと。岡山県に行くにあたり、事前にご当地情報を色々とリサーチをしていたところ、岡山県倉敷市出身の方から“「倉敷うどん『ぶっかけ』ふるいち」のうどんを食べるべき！”との情報をゲット。倉敷うどん『ぶっかけ』ふるいち」は、岡山県のローカルうどんチェーンらしい。その方曰く「コシが強く『丸亀製麺』よりも絶対に美味い」と言うではないか。この情報を岡山（倉敷市ではない）在住の友人に伝えたところ、「丸亀製麺の方が美味しいと思うけどなー」という返事。
これは実際に食べて確かめるしかねーな！
というわけで行ってきました、「倉敷うどん『ぶっかけ』ふるいち」。地元の人は「まるぶ」と呼ぶらしい。
何でも「ぶっかけうどん」というのは、この「ふるいち」が発祥とのこと。ぶっかけって讃岐じゃなかったんかよ。
とりあえず初めてなので、一番シンプルな「ぶっかけうどん」冷の並を注文。注文時には「ワサビ」を付けるかどうか、店員さんが聞いてくれる（詳しくは後述）。筆者はわさびアリでお願いした。
ものの数分で着丼。丼内には、うどんの他、ねぎ、天かす、しょうが、刻みのり、うずらのたまご。
で、実際に食べてみたところ……何じゃこれ、コシが強いどころの話じゃねぇー！ 前日に固いものを口にしたせいか、麺を噛み切る度にコメカミが痛くなるほど。ツルツルとした舌触りながらも、マジで「ゴムか？」と思うくらい、コシが強い。麺のコシに関しては「丸亀製麺」よりも「まるぶ」の圧勝。
また、ツユは濃いめでちょっと甘め。どちらかというと関東のそばつゆに近いかも知れない。添付してもらったワサビを溶いたらちょうど良かったが、この辺りは好みの問題が大きいかも知れない。ざるそばにはワサビが付いてくることが多いが、このうどんもワサビ必須だわ。そのくらい甘濃いツユ。
個人的にはワサビのおかげもあり、味だけで比較するなら「倉敷うどん『ぶっかけ』ふるいち」が好みでした。ただし、一杯あたりの価格や「丸亀製麺」なら天かすやネギが無料で入れ放題なのを加味すると、んー、まぁドローかなぁ。
それこそヤワヤワのうどんを好む流派もいるわけでね。「うどん」を食べるなら、絶対的に「倉敷うどん『ぶっかけ』ふるいち」がベストだよ！ とは言えないですけど、うどんに「コシの強さ」を求める方には一度は食べていただきたい一品でした。ごちそうさまでした。マジで、引くほどコシ強いから。ゴムだから。
岡山県には「デミグラスカツ丼」や「ままかり」、「蒜山焼きそば」など名物も色々ありますが、コシ強うどん好きの方は一度「まるぶ」こと「倉敷うどん『ぶっかけ』ふるいち」に行かれてみてはどうでしょうかー、というわけで、来週のQ-WESTもどうぞよろしく。
