オーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング「bills(ビルズ)」。日本では珍しい食材なども使用しつつ世界の多様な食文化を楽しめる同店は、落ち着いていて心地良い店内空間も含めて唯一無二な存在である。普段と少し違った「スペシャル感」を求めるなら「bills(ビルズ)」に行けば間違いなし! 当サイトでも過去に2度取材で食事をさせていただいたが、料理・ドリンクにスイーツまで、味についても文句なしの美味しさだ。
そんな「bills(ビルズ)」がこの度、「AUTUMN / WINTER 2025 MENU」の提供をスタート。毎度趣向を凝らしたオリジナリティ溢れる逸品がラインナップされるのだが、今年の秋/冬には果たしてどんなメニューが登場するのか!? 今回も大阪の店舗にて「あの人」と新メニューを実食レポートしていくぞ!
「bills 大阪」で新メニューを実食だ!!

そんなこんなで、今回もこの方とやって参りました! 筆者(子守)と共に来てくれたのは、「おなすい(お腹が空いた)大臣」ことギターポップバンド「spaghetti vabune!」のギター・ボーカル、ケージさん。当サイトにおいて「bills(ビルズ)」の食レポと言えば「おなすい大臣」である。この日も合流するなり「しっかりお腹空かせてきたよ〜」との発言で、少食の筆者としては頼もしい限り。
今回の「AUTUMN / WINTER 2025 MENU」のテーマは「bills Origin〜彩り豊かなオーストラリアの食卓〜」。ワクワクしつつ、いざ入店!
パイナップルシュラブ/スモーキーパロマ- メスカル、ノイリープラットドライベルベット、グレープフルーツ、コリアンダーシード

席に案内していただき、メニューに関するご説明を伺いながら早速いただきます! まずは食前のドリンクから。お酒NGのおなすい大臣はノンアルコールの「パイナップルシュラブ」、筆者は「スモーキーパロマ- メスカル、ノイリープラットドライベルベット、グレープフルーツ、コリアンダーシード」を注文。おなすい大臣、本日も率直な感想をお願いします。
おなすい大臣:ではカンパーイ。「パイナップルシュラブ」って発酵ドリンクなんだ。日本で発酵の飲み物ってあったっけ? ああー、甘酒とか? 甘酒結構好きなんだよ。
ーあぁ確かに甘酒はノンアルコールのものも一般的ですね。僕はお酒をいただきます、こちらは低アルコールらしいですが。
おなすい大臣:甘すぎなくて好きな味かも。パイナップルの甘みはあるけど、シュワっとしてて奥に酸味も感じる。シナモンとかピンクペッパーも効いてるからパンチがあるね、おいしー。
ーこちらはめちゃくちゃサッパリしてますね。アルコールの嫌な匂いはなくて、ホントにお酒が苦手な方でも飲めるんじゃないかというくらい。比較するのもどうかと思いますけど、あえて分かりやすく言うとコンビニの缶酎ハイのグレープフルーツ味を劇的に上品にしたような感じ。

ーおなすい大臣はストローが好きですよね。
ローストパンプキン- 自家製スパイスオイル、シトラスヨーグルト、ハトムギ

おなすい大臣:僕、そもそもカボチャが大好きなんだよ。家でもよく食べるから嬉しい! あっこれ風味が何か中華っぽい? 自家製スパイスオイルが「食べるラー油」っぽいね。
ー自家製スパイスオイル単独だとちょっと辛いっちゃ辛いですけど、カボチャが甘いので合わせるとちょうど良いですね。
おなすい大臣:そこにまたヨーグルトの酸味がちょうど良いバランス。さっぱりしてすごく美味しい! ヨーグルトのおかげでオイルでギトギトした感じがせずに食べやすい。アジアンなテイストはするけど不思議だね。
ー結構カボチャ一切れ一切れもしっかり大きなサイズなのに、これだけ柔らかくローストされているってすごい。それにしても「bills(ビルズ)」ってオシャレなお店なのに、ボリュームもしっかりありますよね。
おなすい大臣:確かに! オーストラリアの文化なのかなぁ、こじんまりせずにボリュームもあるっていうのは。僕はお酒飲めないけど、これはお酒のつまみにもピッタリな味だと思うよ。
マッシュルームダンプリング- 豆鼓、ホワイトソイドレッシング、コリアンダー

おなすい大臣:何だかシュウマイとか餃子みたいだね。さっきのに続いて中華っぽい。
ーダンプリングってのは小麦粉を生地にして中に具材を入れた物の総称なんですって。なので餃子もその一種になるらしいですね。これは「bills流水餃子」だという。
おなすい大臣:やっぱりそうなんだ。一口でいこうかな。いや、ちょっと一回ナイフで切ってみようか。中身が気になる。

おなすい大臣:かたまりのマッシュルームじゃなくて刻んであるんだね。断面も餃子って感じする。食べてみます! うん、美味しい。中に色々入っているから噛んだ時の食感が楽しいね。食べ応えもあるね。
ーソースは割と甘酸っぱい味で醤油っぽい豆鼓の味も効いていて、何系かって言われるとこれも中華系ですけど、単純にそれだけでもない感じもありますねー。いや奥深いな。
おなすい大臣:今度は一口でいってみます。美味しいねー、これは一人で10個くらいペロっといっちゃうね。あっ、でも待って! これ餃子なのに実はお肉は入ってないんだ! 食べた時の肉感はちゃんとあるんだけど!
ー確かにお肉は入ってないのか! 肉汁を感じさせる味なのにヘルシーなんですね。すごっ!
マンダリン&タラゴンソーダ/billsサケ&キューカンバー- billsハウス日本酒、ジン、きゅうり、バイマックルー、レモングラス

ー食中のドリンクもおなすい大臣はノンアルコール、僕はアルコールということで。
おなすい大臣:「マンダリン&タラゴンソーダ」は甘すぎない微炭酸。食事の時に甘すぎるのってやっぱり合わないからね。あくまで「ジュース」じゃなくてノンアルコールっていうのが嬉しい。食事に合わせたドリンクがあるのは良いよね。
ーこちらはマジで思いっきりキュウリそのものが入ってますけども。どうなんだこれ……。あっでも確かにキュウリの味なんですけど、青臭さはほとんどなくて「甘みのないスイカ」みたいな。爽やかでサッパリして良いですね。こんなキュウリの使い方あるんだぁ。

▲「billsサケ&キューカンバー- billsハウス日本酒、ジン、きゅうり、バイマックルー、レモングラス」のベースになっているのはbills house 日本酒
グリルドチキンサラダ- ラディッキオ、アンディーブ、柿、チャイニーズビネガードレッシング

ーこちらもチャイニーズビネガードレッシングってことで、今回はやっぱり中華寄りなんですかね?
おなすい大臣:そうですね、あー、これも美味しい。チキンが柔らかすぎず硬すぎず絶妙。柿と合わせるって面白いよね。チキンにも合ってる。
ーハンバーグとか酢豚にパイナップル的な? 肉類に果物を合わせるのが苦手って方も結構いるじゃないですか。柿だけ食べるとちゃんと甘いですし。
おなすい大臣:僕はそういうのすごく好き! これはそれがちゃんと調和されてる感じがするね。合わせて食べると甘すぎなくてちょうど良い。ドレッシングも相まって甘酸っぱい味わい。
ーあと添えられているレッドチコリーですかね、若干苦味があって、これももしかしたら好き嫌いは分かれるかもしれませんけど。
おなすい大臣:単体で食べたらね。これは全部組み合わせて食べるのがすごく良いんだよ。ドレッシングの八角の香りは中華感があるねー。
ーでもそれも単純に「中華!」ってわけじゃなくて、良い意味でどこの国の料理か分からない「これぞbills(ビルズ)」っていう味。「bills(ビルズ)」のメニューって明確に「何味」って一言で表せない複雑な味わいが魅力ですよね。
オレキエッテ- 自家製XO醤、リコッタ、ケッパー、カラマタオリーブ

ー「オレキエッテ」って初めて聞くショートパスタですね。こちらもXO醤で中華風味なのかな? でもカツオ節の香りもしますね。
おなすい大臣:確かに結構カツオ節の香り。うん、やっぱり中華テイストは感じる。このショートパスタの食感が楽しいね。見た目が貝に似てる。ホントに美味しー。この貝に似た形のパスタの中にソースが絡んで、一つ一つがしっかり美味しい。スパゲッティだとたまに味にムラがあったりするけど。
ーそれこそイタリアのスパゲッティだと味を際立たせるために塩分が強めだったりしますけど、これは味自体は優しいですよね。XO醤も香りが良いですけど、そんなに味が強いわけじゃない。
おなすい大臣:この旨味もやっぱり色んな味が合わさってるからなんだろうね。オリーブの旨味とか色んな味を感じる。
ーパスタって割と一つの味でゴリ押ししてくるものが多いじゃないですか。トマト味! とかガーリック! とか。これはそうじゃないですよね。
おなすい大臣:カツオ節の香りも効いてるけど、リコッタチーズがあるから「和」ってわけでもないし。繊細だよね。美味しい。それにしてもショートパスタって良いね。食べやすいし上品だし、今度またショートパスタ食べてみよう。
シュークロッカン- シトラスクリーム、フェンネルシード

ー最後にスイーツです。合わせて食後のドリンクは、おなすい大臣は「ほうじ茶」のホット、僕が「ほうじ茶ラテ」のアイスということで。
おなすい大臣:ちゃんとした「ほうじ茶」。香りだけじゃなくて、ちゃんと美味しい。
ーラテもしっかりお茶を感じますね。食後にリフレッシュさせてくれる感じ。
おなすい大臣:シュークロッカンは思ったよりも甘くなくてシトラスクリームの酸味が爽やか! 皮もパリッとしててサクサク。美味しいなぁ。シトラスクリームはパンチあるけど、中のカスタードと合わさってちょうど良いよ。こういうのって酸味がキツすぎると後味が変になったりするけど、それも無いね。美味しい!
ーこのシトラスクリームはちょっと衝撃ですね。この味のアイスがあったら食べたい。
おなすい大臣:皮のバター感とクリームの相性も良いね。すごく美味しい。ヤバい。これだけクリームたっぷりで全然重くないし。すごいなぁ。
ー全体がバター味強めになると重くなるんでしょうけど、皮の部分だけがほんのりバター風味って感じでジャストですね。これ単品のテイクアウトというか、単独のスイーツ店とかあってもおかしくないですよね。
おなすい大臣:確かにこれだけ持ち帰りたいね! そのくらい美味しい。マジでこれだけのお店があってほしいー。これを手土産に持って行ったら絶対喜ばれるよね。これはレギュラーメニューにしてほしいなぁ。
「bills(ビルズ)」AUTUMN / WINTER 2025 MENUは一食の価値あり! 二人のベストメニューは?
ーご馳走様でした! というわけで一通りいただいたわけですが。全体を通して中華感はありましたね。でもさすが「bills(ビルズ)」、それだけで終わらないから「中華料理」ってわけでもないんですが。
おなすい大臣:今回のメニューはどれも印象深いなぁ。
ー「bills(ビルズ)」のメニューって、例えば「辛い!」とか何かそういう一味が突出しているわけじゃないんですよね。一つのお皿が纏まって完成されている一体感というか。
おなすい大臣:お皿の中での調和が見事ですね。
ー食べながら「これは何味なんだろう?」と考えてしまいますけど、でもそれが美味しいっていう。一言で何味って言えないんですよね。
おなすい大臣:感想言うのが難しいよねぇ 笑。全部美味しかったとしか言えない。
ーちなみにあえて選ぶなら今回のベストは何でしたか?
おなすい大臣:全部美味しかったけど最後の「シュークロッカン- シトラスクリーム、フェンネルシード」かなぁ。オレキエッテも良かったし、これから他のお店でもショートパスタを食べてみたくなった……ってそう思ってたのに、最後のスイーツがね、美味しすぎた! あんまりスイーツ系食べるわけじゃないんだけど、これは好きだなぁ。
ー僕は「ローストパンプキン- 自家製スパイスオイル、シトラスヨーグルト、ハトムギ」ですね。一人暮らしだと、なかなかカボチャって買わないんですよ。調理も面倒だし一人で食べきれないってのもありますし。でも今日いただいたものは美味しくて、もちろん完全再現は絶対に無理ですけど、ラー油とヨーグルトとかを合わせて家でも作ってみたいなと思いました。
おなすい大臣:あのソースはカボチャ以外にも合いそうだよね。ラー油とヨーグルト以外にもスパイス系を合わせてね。調和です、調和。
ー今回のキーワードは「調和」!!

▲bills(ビルズ)AUTUMN / WINTER 2025 MENU
今期も変わらず美味だった「bills(ビルズ)」の新メニューの面々。この日我々がいただいたもの以外にも創意工夫の凝らされたメニューが提供されるらしいので、ぜひ店舗で味わってもらいたい。味に関してはおなすい大臣と筆者が太鼓判を押します! 店内空間のムードも最高。
さらに、秋/冬といえば様々なイベント事でも賑わうシーズン。特に今月末はいよいよ「クリスマス」だ! 「bills(ビルズ)」では「bills クリスマスディナーコース2025」(12月19日~25日の期間限定)の予約を受付中! 特別な人と、特別な日・特別な時間を「bills(ビルズ)」のディナーで彩ってみてはいかがでしょうか。もし「クリスマスのデートどうしよう?」と迷っているなら「bills(ビルズ)」を選べば間違い無しだぞ!!

そんなわけで現場からは以上です(満足感でいっぱい)。
店舗情報
bills 大阪(大阪ステーション)
【住所】〒530-8558 大阪府大阪市北区梅田3-1-3 LUCUA 1100 7階
【営業時間】月~日曜日/8:30〜22:00(ラストオーダー・フード21:00/ドリンク21:30)





