人生ゲーム【SSWアキラのアキラめない日々:9】|Q-WEST(クウェスト)・関西カルチャー探求WEBメディア

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人生ゲーム【SSWアキラのアキラめない日々:9】

2023. 05. 05 Fri

最近になってとても思う。
人生って、よくできてるRPGみたいだなぁと。

どうも皆様こんにちは、またはこんばんは。
そしておはようございます。
シンガーソングライターのアキラです。

アキラ情報。詳しくはTwitterをチェック。
▼アキラTwitterアカウント
https://twitter.com/akira_utauhito

そう、人生はゲームのようだ

程よい難易度の謎解き。進行具合に合わせたクエストや倒さなければ次に進めない敵。選ばれたテーブルによっては太刀打ちできないくらい超難関なダンジョンに迷い込んだりもするが、基本的にはそれも自分の選択次第。おまけにマルチエンディングである。まぁ、セーブ機能もリセット機能もないしコンティニューもないから、挑戦できるのはたったの一度きりなのだけれど。

そのゲームは、誰もが挑戦する権利をもっている。いや、それどころか拒否権なく強制参加である。

しかし、一見どうにもこうにも乗り越えるのは無理!と思うような壁でも、案外ちゃんとヒントやそれを乗り越えるためのアイテムが用意されていたりする。

私が会社員時代、職場の行事でひっさしぶりにギターを弾いたり曲を作ったりしながら、

「あ〜、音楽やりたいなぁ、ライブしたいなぁ」

なぁんてぼんやり考えていた頃。当時は、正直なところ考えていただけであまり具体的に動くつもりもなかったし、実際動いてもいなかった。というか、昔取ったなんとやらでライブハウスに連絡を入れてみたりはしたけれど、その後なんの返事もなく時間が過ぎていってしまったのでちょっと心も折れていたのだ。

特に誰に相談をしたわけでもないし、ただなんとなく一人でモヤモヤ考えている間に熱りも冷めだしたある日。突然、昔お世話になっていたラジオ局から一本の電話があった。

「まだ音楽活動してますか?国家独唱しませんか?」

と。え、そんなことある?

その地元ラジオ局で番組をしていたのは、その当時から考えてももう数年前のことだった。その間ほとんど繋がりもなかったのに、自分のモヤモヤを見ていたかのようなタイミングで連絡がきたのだ。

そして私は、プロ野球での国家独唱を担当させて頂いた。

ちなみに、その時の私はとても細い。

なにかを本気で願った時。どこからともなく助け舟はやってくる。それがいつ、どのタイミングで、どのような形になるのかはわからないが、自分からそのクエストに挑戦しようと決めた時、お助けキャラと攻略アイテムは用意されていたりする。私の人生は、そんなことを考えずにはいられないタイミングが、そこかしこに散らばっていた。

しかし、ある程度の難易度でゲームバランスを保つためには、得たり失ったり、出会ったり別れたりする必要がある。

今いるこの状況は、なにかを失った後だからこそ得られた「今」で、今出会ったあなたは、誰かと別れた後だからこそ出会えたあなただったりする。

例えば、なんだか急にお金周りがよくなって

「あれ?なんかお財布に余裕があるぞ?」

って思う時に限って、数日後に大きな出費があったり。

なんとなく調子が出なくて

「ちょっと外出を控えるか」

って考えた時に、いつも通る道で交通事故が起きていたり。

そんな些細な選択の中でも、幸と不幸の等価交換で「人生」というゲームは難易度のバランスを保っている。なんだか、そんな気がする。

そんなふうに考えたら、ちょっと人生楽しくなるかもよ?

まだまだ、物語は始まったばかりだ。

読んで下さりありがとうございました!
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https://twitter.com/akira_utauhito

アキラ

文:アキラ(大阪を拠点に活動中のシンガーソングライター。最新情報は下記SNSをチェック!)
Twitter:@akira_utauhito
YouTube:@ssw861
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