関西のライブハウス事情も悲喜交々あってだな【今週のQ-WEST編集後記(2023.12.10)】|Q-WEST(クウェスト)・関西カルチャー探求WEBメディア

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関西のライブハウス事情も悲喜交々あってだな【今週のQ-WEST編集後記(2023.12.10)】

2023. 12. 10 Sun

本日(2023.12.10)、筆者(子守)は「メルパルクホール大阪」に、とあるバンドのライブを見に行ってきた。その模様はまた後日、記事にする予定なので乞うご期待。
それでは今週のQ-WEST編集後記。

この1週間(2023.12.03〜2023.12.09)で更新した記事は……

拝啓ジョンレノン【キース上岡の旅するROCK’N’ROLL 2023/12/3】

ep.31 博多水炊きスープ 雑炊仕立て(ダイドードリンコ)【蔦江タイチのカシス・オ・コラム:31】

teddy bear【寄声 虫はキセイチュウに変わり少し爽やかになりました、、:22】

花ダイチの憂鬱【はなちゃんの気分屋日記:3】

以上4本でした。まだお読みでない方は上記リンクから是非〜。

そんなわけで「メルパルクホール大阪」でライブを拝見してきたわけだが、その「メルパルクホール大阪」は本年末をもって営業終了すると言う。各地にある「メルパルク」の第1号として1970年11月にオープンした会場が、53年の歴史に幕を閉じることとなる。筆者が「メルパルクホール大阪」を訪ねるのは今日が初めてだったわけだが、どうやらこれが最初で最後になりそう。良いホールでした。53年間お疲れ様でした。

さて、筆者も音楽のライブに行くようになって20年以上経つが、その間、関西の有名なライブハウスも閉店したり移転したりで、若い頃とは状況が変わってきている。

筆者の暮らす京都では「VOXhall」が2020年に閉店。こちらはコロナ禍の影響だったそうで、残念至極。
大阪・十三にあった「ファンダンゴ」は一旦閉店の後、堺に移転。ご時世を鑑みると継続しているだけでもありがたい話である(まだ堺の店舗には行ったことはないのだが)。
全国的に有名なライブハウスチェーンだと、びっくりするほど行きにくい場所にあった「Zepp Osaka」は2012年に閉店したものの、現在は大阪府内に「Zepp Osaka Bayside」「Zepp Namba」の2箇所に拡大している。こちらは盛況なのだろうか。

印象としては、小〜中規模のライブハウスの運営が、近年なかなか厳しい模様。関西以外でも皆さんそれぞれ思い入れのあるライブハウスというのは色々あると思うので、そういったハコには頑張って欲しいでもんです。

ちなみに筆者が生まれて初めて行ったライブハウスは、京都の超老舗「磔磔(たくたく)」。10代の頃から大ファンだった「pre-school」というバンドを見に行ったのが最初。「磔磔」に行ったことがある人は分かると思うけど「真ん中のぶっとい柱、超邪魔だなぁ!」などと思ったものです。その後幾度となく「磔磔」でライブを見ることになるのであるが、一度、思いがけない機会で「磔磔」2階の楽屋にもお邪魔させていただいたりしたこともあって、個人的にはやっぱり一番思い入れが深いライブハウス。

最近はコロナ禍もあり訪ねる機会も減ったが、これまでの「磔磔」でのライブで一番記憶に残っているのは、「The Mirraz」と「the telephones」の対バン
超超超盛り上がったんだんだけど、盛り上がり過ぎたのか、季節(確か初夏)のせいなのか、ステージもフロアも超高温になって、一回全員で外(ハコの外)に出ることになったんである。熱いライブ、っていうか「暑すぎる」ライブ。
もうマジで全員っていうか、お客さんのみならず、「The Mirraz」のメンバーも「the telephones」のメンバーも外に出てきて、メンバーもファンも皆んなで涼みながら談笑するっていう。何だったんだろう、アレ。超楽しかったけども。

そんなこんなで、今日も色んな場所で色んなライブが繰り広げられていることと思う。コロナ禍はひと段落とは言え、景気の問題など色々ある昨今、皆さんのお気に入りのライブハウスが末長く残ってくれるといいですね。
師走の忙しい時期ですが、来週のQ-WESTもよろしくどうぞ。

文:子守ぬけがら
X(Twitter):@miligraph

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