炎天下の中、大阪の万博記念公園に行ってきた。多分10年ぶりくらい。もしかしたら10年以上かもしれない。モノレール駅前に「ららぽーとEXPOCITY」が出来ていたりして、すっかり様変わりしていたものの、相変わらず「太陽の塔」はサイコゥの表情でお出迎えしてくれる(写真)。何をしに行ったかってのは、また近いうちにどこかで世に出るんじゃないかなぁーと思います。
そんなわけで今週の今週のQ-WEST編集後記。
この1週間(2023.07.30〜2023.08.05)で更新した記事は……
ep.14 ジョージア THE ブラック【蔦江タイチのカシス・オ・コラム:14】
脳みその半分こ【寄声 虫ってバンド名は気色悪いですか?:4】
「だから今日も全力で」【SSWアキラのアキラめない日々:21】
以上、3本でした。
まだお読みでない方は、上記リンクから是非ご一読のほどを!!
前週の編集後記で「大学生の頃の『学食』エピソードは、また他にありますんで、誰も興味ないでしょうが次の機会にでも」と書いたので、その続きを。
僕(子守)の通っていた大学のキャンパスには複数の学食があり、僕が入り浸っていたのはその内の一つ。当時、僕はミニコミ誌を作る弱小サークルに所属しており、その部室が入居するサークル棟の1階に汚ったねぇ学食があった。そこでご飯を食べながらミニコミ誌の制作について、あーでもないこーでもないとダベるのが日常といった具合。多分、今はその建物ごと取り壊されていて現存しないと思うんですが、まぁ当時からキャンパス内の他の学食に比べると一番古くて陰陰としていましたからね、あそこ。食堂内には昔ながらのバンカラ風の学生ばかりで女子などほとんどおらず、その頃のギャルブームとは全く無縁の場所。
で、ある日、その学食でいつものようにサークル仲間数人と昼ご飯を食べていた時のこと。
確か僕は「豚キムチ定食」を食べていたと思うんですが、その時、定食のライスの中に「毛」が入っていたんである。潔癖でもなんでもない僕は、髪の毛くらいならさほど気にしないんですけど、そこに入っていたのは、こともあろうに「縮れた毛」。
縮れた毛はなぁ、どこの毛とは考えたくないけど、さすがになぁ……と思い、その場で「いやー、米の中に縮れ毛が入ってて、こりゃ食えんわー」と皆に言ったのでした。
そこで間髪入れず声をあげたのが、サークル仲間で僕の同級生であるYという男。
「えっ! 食べへんの!? じゃあ、オレが貰っていい?」
マジで言ってんの、キミ? いや食べたいなら食べてくれていいけど、縮れ毛が入ってますよ? 食うの? いや、いいけど。
「じゃあ、はい」と茶碗を差し出すと、Yは喜んで縮れ毛入りライスをガッついていました。美味そうに食ってんな……。そんなに腹減ってた? ていうか多分、食堂の人に言ったら新しいのに交換してくれたと思うけど……。
このYという男、端的に言うとバカなんである。
ちなみにYと僕は偶然にも生年月日が完全に一緒。しかし人間としては真逆と言っていい程、全然違うタイプである。四柱推命やら星座占いやら好きな方々には、ぜひ我々の人生の違いをよく見てから本当に信じるものを考えてほしいと思うくらい。アイツぁバカでクズなんだから!(お前もそうだと言われたら返す言葉もありませんが)
Yは妙にプライドが高いところがあり「オレ、アパレル関係の会社に就職が決まった」と言うので詳しく聞いてみたところ、学校制服の布地の卸しをする会社だった、ってこともあった。それ、アパレルって言う? 就職してからは、アルコールが全くダメなくせにキャバクラにハマり、貯金もなくスッカラカンという時も。そのくせ金には汚い男であった。
Yのどうしようもないエピソードは枚挙にいとまがない(書ききれない)のではあるが、そんな彼も結婚したという。ちょうどコロナ禍が始まり緊急事態宣言が発令されようかという頃、「入籍しました」という報告があり、まぁそりゃめでたいので「コロナ禍が落ち着いたらサークル仲間何人かでお祝い会でもしようか」と話していたのだが、そのまま月日は流れ、あれから3年ほど経ってしまった。
今更「結婚祝いしようぜー」という感じでもなくなり、もう随分と連絡も取っていないのだが、Yは婚姻関係も破綻せず何とか生きているんだろうか(一人暮らしもしたことない人間なので)。今も彼の言う「アパレル関係」の仕事をしているんだろうか。別にわざわざ「どうしてる?」とか聞くほどでもないので、今後も特に連絡することもないと思う。
僕はといえば、こうして今もYのことをネタにしながら何となく一人で生きています。
人生色々。
Q-WESTも色々(ポジティブな意味でね!)なので、また来週もよろしくお願いします。