サマソニことSUMMER SONIC 2023 OSAKA(8.20.SUN)に行って思ったこと【今週のQ-WEST編集後記(2023.08.27)】|Q-WEST(クウェスト)・関西カルチャー探求WEBメディア

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サマソニことSUMMER SONIC 2023 OSAKA(8.20.SUN)に行って思ったこと【今週のQ-WEST編集後記(2023.08.27)】

2023. 08. 27 Sun

2023年の8月も最後の日曜日。まだまだ暑い日が続いているので「真夏のピークが去った」とはフジファブリックでも言い難いんじゃないかと思うものの、とにかく夏も終盤戦である。皆様、この夏はいかがお過ごしでありましたでしょうか。そんな夏の終わりのQ-WEST編集後記です。

この1週間(2023.08.20〜2023.08.26)で更新した記事は……

ep.17 蔦江タイチ!夏の終わりのライブキャンペーン【蔦江タイチのカシス・オ・コラム:17】

東花園バンドが東花園でライブやるってよ【寄声 虫ってバンド名は気色悪いですか?:7】

「歌詞を書く」【SSWアキラのアキラめない日々:24】

の3本でした。
お読みいただいた方々、今週もありがとうございます。まだの方は上記リンクから是非ご一読のほどを。

さて、筆者(子守)にとって、この夏、最大のお楽しみだったのがサマーソニック(SUMMER SONIC 2023 OSAKA)、サマソニである。
ちょうど1週間前の8月20日(日)に、舞洲の会場まで行ってきた。もちろん一人でな!!

サマソニに行くのは数年ぶり。今回は絶対行かなければ! と速攻でチケットをゲットした理由は「blurが出演するから!」に他なりません。
筆者は高校生の頃からblurの大ファン。
念の為「blur」をご存知ない方に簡単にご説明すると、かつて(1990年代)「ブリットポップ」と呼ばれるイギリスのポップ・ロック音楽のブームがありまして、その「ブリットポップ」を代表するバンドがblurというわけです。そのblurが9年ぶりの来日! 行くっきゃねぇ!!

もちろんblur以外の出演者も個人的に好みのアーティストが集まっており、微塵も迷うことなくチケット購入。以来数ヶ月間、辛い時も苦しい時も病める時も悩める時も(毎日地獄かよ)、全てこの日だけを楽しみに過ごすことに。

で、迎えた当日。

来たぞーblurー! サマソニー!! 快晴ー!!
会場に到着してすぐにビールを買い、まずは岡崎体育を見に「SONIC STAGE」へ。

早くもめちゃんこ楽しい!! ビールも美味い!!

こちらはMOUNTAIN STAGE。

1アーティスト毎にごちゃごちゃ書いているとダラダラ長ったらしい文章になりそうなので、この日(8.20)見たライブを纏めると、

岡崎体育Perfumeずっと真夜中でいいのに。TWO DOOR CINEMA CLUBSEKAI NO OWARIFALL OUT BOY……からの、大本命blur!!

岡崎体育はお客さん煽りに笑ったし、Perfumeは猛暑の中キレッキレのダンスだったし、ずとまよは謎機材での演奏カッコ良かったし、2ドアのダンスポップは晴天の下で爽やかだったし、はセカオワはJ-POPど真ん中で楽しかったし、FALL OUT BOYはこれぞロックフェスでブチ上がったし……blurに関しては後述しますが、総じて最高。
YOASOBIがblurと完全に裏被りで見られなかったのは残念だったものの、事前にタイムテーブルと睨めっこして考えた想定通り。大満足。

肝心のblurですが、かなり前方で見ることができました。
日も暮れてきた時間帯のOCEAN STAGEに用意される「blur」のクソデカロゴ。

ライブが始まると、最新曲から過去の代表曲まで約1時間半近く圧巻のステージ。もうオレは目の前にblurのメンバーがいるという現実だけで脳と心臓が爆発しました。シンガロングしながらも、興奮してるんだか放心してるんだか訳わかんない状態。本当に来て良かった…………。デーモンもアレックスも以前見た時よりお腹出てたけど。

あっという間にblurのライブも終わり、万感の思いの中、夜空には…………

サマソニ終幕の花火。「最後の花火に今年もなったな」とフジファブリック(本記事2度目)なら歌っていたことでしょう。フジファブリック出てないけど。
思い残すことなく帰路につきました。サンキューblur!! サンキューサマソニ!!

夏フェスについて思うこと

といったわけで、今回のサマソニ2023、個人的にはめちゃくちゃ楽しくて充実した一日でしたが、一方で思うところもありました。多くの方がご指摘していることでもありますが。
まずはこの2枚の写真を見てもらいたい。

前者はソフトドリンクの販売列、後者はビールの販売列である。隣同士の場所に並んだ売店なのに、何この差!! 誰もビール買ってない。酒クズの筆者にとっては並ばずに済んでラッキーなんだけどさぁ……。

今年のサマソニは初日(19日)の東京会場で100名以上が熱中症の症状で救護されたというニュースもあってか、皆さんキチンと対策をされていたのだと思うが、いやー、「フェス」ってそんなのでいいの?

もちろんビール(アルコール)が全てじゃないし、元々お酒を飲まなくても楽しめるって人も多いとは思うけど、熱中症対策に腐心して、ライブ中もずっとスポーツドリンクと塩分摂取に努め続けなきゃならんって、せっかくの楽しみも半減じゃないですか。サマソニ(他のフェスも含む)の運営側も「充分な熱中症対策を!」とか言って、お客さん側に自助努力を強いるくらいなら、そもそもこんな酷暑の季節に開催しなきゃいいじゃないか。出演するアーティスト達も大変でしょうし。5月でも10月でも、もっと気候の良い時期にやれば良いのに。

なぜ「『夏』フェス」にこだわるのか。ずっと不思議でしょうがない。春フェスでも秋フェスでもいーじゃん。

元々、学生の夏休み期間というのもあったのかもしれないが、日本でフェスが開催されるようになってかれこれ20年以上、今や実際にフェスに参加しているのって、中年ばっかりだぜ。行ってみりゃわかるけどさぁ。筆者も含めてオジさんオバさんの方が多いんだから。「夏休み」とかあんまり関係ねーし。それなら過ごしやすい時期に開催した方が絶対良いでしょ。

「フェス」というもの自体はこれからも続いて欲しいとは思うものの、「『夏』フェス」は無くなっても良いと個人的には思っています。まぁ色んなご意見はあろうものの、「フェス」が我慢比べの現場になるのは本末転倒だと思いますね。命懸けでやるようなこっちゃないんだし。じゃあ、次回は「オータムソニック」で会おうな、blurのみんな!!

あ、筆者は自分で思っていたよりも暑さに強かったのか、一人でお酒ばっかり飲んでいたのに何ともありませんでした。
それでは来週のQ-WESTもよろしくお願いします。

文:子守ぬけがら
X(Twitter):@miligraph

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