蔦江タイチのカシス・オ・コラムーーー！！
どうもみなさん、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
さぁ、はじまりました『蔦江タイチのカシス・オ・コラム』。
はい、というわけでep.6です。
今回は小説家の『恩田陸』先生についてです！
みなさま、よろしくお願いします。
恩田陸先生。1964年10月25日生まれの小説家さんで、出身は青森県青森市でございます。
直木賞、山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、本屋大賞2度…など様々な賞を受賞されております。
でね、まず、恩田先生の特徴のひとつなんですけど、この方ホントに作品のジャンルが多岐にわたってまして、ミステリー、ファンタジー、SF、ホラー、ヒューマンドラマ……と、いろいろなジャンルの作品を世に出してらっしゃる作家さんなんですよね。しかもそれに加えてめちゃくちゃ作品の数も多いんですよ。
だから正直僕、全部読めてるわけじゃないんです。今回はその中でも僕が刺さった作品をご紹介できたらいいなと思っています。
僕と恩田先生の作品の出会いは、おそらくなんですが、1992年に出たデビュー作の『六番目の小夜子』だと思います。この作品は学園ホラーものといいますか、あんまり僕ホラーとか普段読まないんですけど、ものすごくこれは刺さりましたねー！むちゃくちゃ面白かったです。それから、恩田先生の2作目、『球形の季節』っていう作品があるんですが、それも好きですね。……あとは、本屋大賞を受賞している作品、『夜のピクニック』という作品や、常野一族っていう不思議な一族のお話、『光の帝国
常野物語』っていうシリーズもよかったです。
そんな好きな恩田先生の作品群の中でも、僕が何回も読み返しているのが、1999年に出された『象と耳鳴り』っていう作品です。この作品、恩田先生がはじめて本格ミステリーに挑戦した短編集なんですが、連作短編ということで、同じ登場人物たち……ある家族がそれぞれ主人公として、毎回の作品に出てくるんです。それが関根家という家族で。お父さんの関根多佳雄さん、そして、関根春さん、関根夏さん、関根秋さん、という名前の3人の子どもたち。それから奥様。この短編集はその関根家の物語になっています。余談ですけど、この関根家の3番目の子ども、関根秋さんは、さっき紹介した『六番目の小夜子』の主人公でもあるんですよね。で、この『象と耳鳴り』。ほんとすごく面白くて。何回も読んでますね。この作品、本格ミステリーでもあるんですが、ちょっと不思議なというか、完全に閉じ切ってない気もする作品も中にはあったりして、とても面白い短編集になってまして、僕はとても好きですね。おすすめです。
それから……あーやっぱりこれじゃないですかね。第156回直木賞をとった『蜜蜂と遠雷』。これもめちゃくちゃ面白かったですね。
この作品はあるピアノコンクールに出場する人たちのお話なんですが、いろんな立場の方がそのピアノコンクールに出場するんですけども、その時に浮かび上がる人間模様だったりだとかをすごく魅力的なタッチで描いてるんです。そもそも音楽のお話とかってなかなか文字にして描くのって難しそうな気がするんですが、この作品はね、まさに文字から音が聞こえてくるような、そんな描き方をしてるんですよね。これ実際の曲知ってたらもっと楽しめるんだろうなと思ったんですが、知らなくても十分楽しめる作品になってますので、ぜひこれも読んでいただけたらなと思います。さすが直木賞をとった作品だけあるなと思ってます。
……おっと！！そろそろ良い文字数（？）になってきましたので、今回はこれくらいでおしまいにしたいと思います。
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ぜひお越しいただけるとうれしいです！
それでは蔦江タイチのカシス・オ・コラム、次回もお楽しみにーー！
ではでは。
文：蔦江タイチ（大阪を拠点に活動中のシンガーソングライター。最新情報は下記SNSをチェック！）
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