蔦江タイチのカシス・オ・コラムーーー！！
どうもみなさん、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
さぁ、はじまりました『蔦江タイチのカシス・オ・コラム』。
はい、ep.7です。
小説家の『恩田陸』先生について、後編です！
みなさま、今回もよろしくお願いします。
まだまだ恩田先生のおススメ作品を紹介していきますよー。
次は前編でも紹介したんですが、第26回吉川英治文学新人賞や第2回本屋大賞を受賞している『夜のピクニック』です。
これはある高校の行事の話で、どんな行事かっていうと、夜通しみんなで歩くっていう行事の話なんですね。
で、夜通し歩いてる中でいろいろ起こっていくんですが、その中で高校生たちの人間関係だったり、想いだったりだとかを描いてる作品なんですけど、青春小説としてとても面白い作品なんですよね。
この作品は恩田先生によりますと、スティーブン・キングっていう小説家の方いますよね。有名な方ですけど。その方のリチャード・バックマンっていう別名義で書かれた小説、『死のロングウォーク』っていう作品がありまして。これはホラー、それもサバイバルホラーっていうジャンルの作品なんですが、そういうのを書こうと思って、書き始めたら全然違う方向のものになっちゃったらしいんですよ。そういったところも小説って面白いなーと思います。これもおすすめです。
恩田先生は長編、すごく良い作品多いんですけど、結構僕は短編も好きなんですよね。短編集でいうと、さっき言った『象と耳鳴り』以外では、『図書室の海』という短編集が結構好きで、2002年の作品なんですけど、『夜のピクニック』に関係している話とか、『六番目の小夜子』の番外編とかいろいろ入ってるんですけど、これ結構面白かったですね。短編集もいっぱい出てるんで、また読んでみてもらえたらと思います。
その他にね、小説じゃないんですが、恩田先生、山田正紀さんっていう小説家の方と一緒に『読書会』っていうブックガイド対談集っていうのを出されてるんですよ。
この本ははいろんなＳＦに対して、「ここがよかった」「あそこがよかった」っていうようなことを語り合うっていう作品になってまして。
これを読んでみると、紹介されている作品がすごく読んでみたくなるんですよね。
僕も実際この本を読んで、買ってみて面白かったと思う作品もありました。
ちょっと話ずれるんですけど、…例えば、この本にはアイザック・アシモフという方の『鋼鉄都市』っていう小説が紹介されてまして、いざ買って読んでみたら面白かったですねー。
あと、萩尾望都先生っていう漫画家の方がいらっしゃるんですけど、その方の『バルバラ異界』っていう作品も買って読みましたね。面白かったです。
最後に……恩田先生の魅力って、いろいろあるかと思うんですが、ジャンルが多岐にわたるってことでの発想力であったり、ストーリーの面白さっていうのはもちろんなんですけど、中でも僕が魅力的だと思ってるところは、「描写力」なんですよね。
『蜜蜂と遠雷』のところでも言ったんですが、こんなに文章で臨場感を持ってものごとを描くことってできるんだなっていうのはすごく思いますね。
音楽っていうテーマひとつとってみても、なかなか文字にして表現するのって難しいと思うんですが、それをやってのける豊かな描写力……！
ホラー作品でもそうなんですが、ホラーっていうと、作品を読んでいて、ほんとに自分に恐怖が襲ってかかってくるんじゃないかっていう、そういった錯覚をすると、ホラーとして成功してるんじゃないかって僕は思うわけなんですけど、そういったところもクリアしてるんですよね。
いやーめちゃくちゃ怖いんですよ、やっぱ。例えば『六番目の小夜子』の体育館のシーンがあるんですけど、それね、やばいっすよ。衝撃でした……。
みなさんもご興味あればぜひ読んでいただけたらと思います。恩田先生、めちゃくちゃたくさん作品あるんで、読み切れないくらいですよ。うんうんうん。
……おっと！！そろそろ良い文字数（？）になってきましたので、今回はこれくらいでおしまいにしたいと思います。
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前売¥3500／当日¥4000(+1d)
ご予約は蔦江タイチのtwitter（https://twitter.com/kamu_kamu）のDMなどからよろしくお願いいたします。
ぜひお越しいただけるとうれしいです！
それでは、蔦江タイチのカシス・オ・コラム、次回もお楽しみにーー！
ではでは。
文：蔦江タイチ（大阪を拠点に活動中のシンガーソングライター。最新情報は下記SNSをチェック！）
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