先週の編集後記で「若干のどが痛い」と書いたが、その後まんまと風邪をひいた。幸いにしてコロナではなく単なる風邪だったんだが、コロナ禍以降すっかり忘れていたことを思い出した次第。「単なる風邪も割とつらい」という事実。
現状ようやく良くなってきたものの、まだ鼻水ズルズルさせながらコレを書いています。
そんな今週のQ-WEST編集後記。
この1週間(2023.11.26〜2023.12.02)で更新した記事は……
オールドロックと俺【キース上岡の旅するROCK’N’ROLL 2023/11/26】
ep.30 シン・蔦江タイチ presents 「日記系エッセイ」の魅力!特集!について(7)【蔦江タイチのカシス・オ・コラム:30】
痛風だと信じたくない【寄声 虫はキセイチュウに変わり少し爽やかになりました、、:21】
「とりあえずやってみよう」SSWアキラのアキラめない日々:36】
以上4本でございました。まだお読みでない方は上記リンクからご一読のほどをぜひー。
さて、いよいよ12月である。冬。そう「『おでん』の季節」である。
と、「『おでん』の季節」と書いたのだが、筆者(子守)の実家では、いわゆる「おでん」という料理は「関東炊き」と呼んでいた。関西の古い人間は、アレを「関東炊き(関東煮)」と呼ぶんである。発音としては「かんとだき」。
Google等で検索してもらえれば分かるが「おでん」と「関東炊き」は基本的には同様の料理として扱われている。関西でも現在では「おでん」と言うことの方が多いですけどね。何故、関西で「関東炊き」と呼ばれるようになったのかは、各自調べてくれ。
というわけで筆者の実家でも冬になると「関東炊き」が食卓に出てきていたのだが……。
先ほど「『おでん』と『関東炊き』は基本的には同様の料理」と書いたものの、筆者の家に伝わる「関東炊き」は、ちょっと違うんである。先に言っておくが、これが美味い。
一般的に「おでん」も「関東炊き」も、鰹と昆布で出汁をとって醤油等で味付けしたものとされるのだが、我が家に伝わる「関東炊き」は、鶏ガラでとったスープ(+昆布)で作るんである。ラーメンのスープ的なね。なので広く世に知られる「おでん」に比べて、味、コクがしっかりしている。よく「おでんはご飯のおかずにならない」と言う人がいるが、「鶏ガラ関東炊き」なら余裕でコメが進むと思う。もちろんお酒にもバッチリ。筆者は幼少期からこの味に慣れ親しんでいるため、お店で普通の「おでん」を食べると「なんか物足りねぇーなぁー」と思ってしまうわけです。
母から料理を教わったことはほとんど無いのだが、この「関東炊き」のレシピだけは教えてもらい、一人暮らしの今でも年に一回は気合を入れて、この「関東炊き」を作る(大量に作るので3日間くらい食える)。友人が遊びに来る際に、前日から仕込んで置いたりとか。非常に好評なので、もう作る時はウッキウキで仕込む。何せ美味い。
「おでん」好きな皆様、一度騙されたと思って、鰹ではなく鶏ガラで出汁をとって「関東炊き」を作ってみてください。飛ぶぞ!! ちなみに鶏ガラ出汁はイチから煮出さなくても、鍋用の「鶏スープ」でも、まぁ大丈夫。しかし顆粒の「鶏ガラスープ」だと美味しくないので、そこは要注意。
今年はいつ「関東炊き」作ろうかな。
それでは師走のQ-WESTも、どうぞよろしくお願い申し上げます。