現在「名人戦」にも挑戦中の藤井聡太六冠(4/13現在)の活躍で、何かと話題の将棋界。
筆者(子守)も、ネットで対局中継がある際はよく観ている(まぁ一局が長いんで、ながら見ですけども)。
筆者はもっぱら「観る将(自分で指すより観戦して楽しむファン)」というやつなのだが、「観る将」にとっての楽しみの一つが、所謂「勝負メシ」である。
対局中継では、昼食、夕食が紹介されるのだが、それがもう、いつも美味そう!! 食べてみたい!!
というわけで、食べに行ってみた。

訪れたのは大阪・福島にある「関西将棋会館」。
先にあげた「名人戦」のようなタイトル戦以外の対局の場合、関西では通常「関西将棋会館」にて行われる。
そして「関西将棋会館」での対局中に昼食、夕食として棋士から頻繁に注文されるのが、「関西将棋会館」1Fにお店を構える「レストラン イレブン」のメニュー!
藤井聡太六冠含め数々の棋士が食した「レストラン イレブン」の品を食べたい! と思い、今回訪れたのには理由がある。
「関西将棋会館」は2024年秋に、大阪・福島から、高槻市に移転予定なのだ。
それに伴い、「レストラン イレブン」も現在の場所から移転して営業は継続する予定というものの、未だどこで営業するか未定の様子。
「将棋の勝負メシ」としての「レストラン イレブン」は2024年秋までとなる可能性もある。
今のうちに食べておかねば!!

というわけでこちら、「関西将棋会館」1Fの「レストラン イレブン」。
昭和レトロの喫茶店のような趣です。

豊富なメニューがありますが、ここはやっぱり対局でよく見る2品を注文してみたい。
バターライス

藤井聡太六冠もよく注文することで知られる「バターライス」。
子供の頃、土曜日のお昼に食べたような「実家の焼き飯」といったルックスで、見た目から美味しそう。
一口食べると、優しい味わいがフワーッと広がります。中華料理屋のチャーハンのようなガツンとした味の強さではなく、じんわり味わい深い、まさに実家で食べるご飯のような美味しさ。
藤井聡太六冠はキノコが苦手でマッシュルーム抜きで注文するようだが、マッシュルームも美味い!
チャーハンとは全く違う「実家の焼き飯」っていうのも、なかなか他で食べることのできない逸品。
珍豚美人(ちんとんしゃん)

こちらも対局の際に人気のメニュー。「珍豚美人」と書いて「ちんとんしゃん」と読みます。
その名の通り豚肉のメニューだが、トンカツとは違って豚肉の天ぷらである。薄めの衣で肉も柔らかな食感。
そこに掛けられているソースが実に何とも言えない味わいで美味しい。
強いて言えば、エスニック料理に使われる、スイートチリソースに近しい味わいであるものの、スイートチリソースよりもコクがあり(味噌かな?)、こいつぁご飯が進む味だ!
普通のトンカツじゃない、「珍豚美人(ちんとんしゃん)」が食べられるのはイレブンだけ。
今回「いつか食べたい!」と思っていた将棋の勝負メシを2品食べてきた。
現在のところ、「関西将棋会館」移転後の「レストラン イレブン」は、営業継続とはいうものの未定のまま。バターライス、珍豚美人(ちんとんしゃん)以外にも、日替わりランチに、その他メニューも豊富な「レストラン イレブン」、ぜひ一度訪ねてもらいたい。
将棋ファンは2024年秋の「関西将棋会館」移転前に食べに行くことをお勧めします!
あー、バターライス、また食べたい!!!

関西将棋会館