先日、京都の四条烏丸にて夕方から所用があった筆者(子守)。当日これといって他に用事もなかったので、予定時刻の1時間ほど前に現地に到着してしまった。うーむ……。
さて皆さん。予定の時刻まで1時間余ったら、どうします?
ウィンドウショッピング? 喫茶店でコーヒー?
いやいやいやいや、ここは一つ「立ち飲み」でしょう!!
乗るしかない、いや呑むしかない、このビッグウェーブに!(自分で1時間余しただけだが)
というわけで以前から気になっていたお店に行ってみることにした。
それがこちら!「立ち飲み やみー」。
今年の5月にオープンしたばかりの新しい立ち飲み屋さんである。

お店を訪れたのは17時頃だったが、店内はすでに満員。店前に一人の初老の紳士。どうやら空きができるまで待っているらしい。筆者も紳士の後に続いて待つことに。
先客である紳士は自称「ほぼ常連」ということで、気さくに「立ち飲み やみー」について話をしてくれた。紳士曰く、このお店は京都で随一の有名立ち飲み屋「庶民」(四条大宮)で働いていた方が、独立して始めれたお店だそうだ。「庶民」からこちらに来られるお客さんも多く、5月のオープンから早くも、いつも満員・行列とのこと。そりゃオープン早々人気なわけだわ!
特にこの日は土曜日であったため、まだ夕方早めの時間にも関わらず満席。
などと、20分ほどグダグダ喋っていると、ちょうど2名退店されたので、紳士と筆者入店。
店内に入ってみると、店構えからもわかりますが、立ち飲み屋とは思えないくらい、カフェのようなカジュアルでオシャレな空間!
昭和レトロな内装と小物類、また立ち飲み屋としては少しゆったり目の席どりなど、老若男女問わず入りやすそうなお店です。
実際、男女とも若い方からそれなりの年齢の方までいらっしゃって、店内満席。
全体でキャパ20人くらいでしょうか。皆さん和気藹々。立ち飲み屋の「刺すか刺されるか」みたいな、酒飲み剣客同士のピリピリした雰囲気は皆無。「刺すか刺されるか」みたいなところで呑むのもいいんですけどね、たまには穏やかに呑みましょう。

まぁとりあえずはビールですよ。生。300円。オシャレですけど、しっかり立ち飲み価格。
美味いなぁー。夏のビールに間違いはないですね。また「スーパードライ」ってとこが良いやぁね!(スーパードライ過激派)
写真、もう既にちょっと飲んじゃった後ですけど。
日本酒も250円ですよ。
この時点で、次の予定まで30分程となり、ガッツリメニューを頼むわけにもいかないし「どうしたもんかな」と思って店員さんにオススメを聞いてみたところ「ポテトサラダです」とのこと。じゃあそれで!!

出てきたのがこちら「とびっ子ポテトサラダ(300円)」。
何このビジュアル!? これポテサラ? 映えですか。いわゆる映えーってやつですか? 立ち飲み屋のメニューに「映え」要素があるなんて初めて知りました。
見た目だけでなく味ももちろん美味しい。とびっ子のプチプチした食感と塩気で、ポテトサラダが2段階くらい上の料理になっております。時間の関係で筆者はこちらしか頼めなかったものの、これだけでビール2杯はいける。
前述の紳士は鉄火巻きを注文したご様子。毎回頼むそうで、紳士によると「(独立元の)庶民より美味い」とのこと。あくまでこの紳士の主観ですよ!! でも確かに美味しそう。
見た目カッフェーなお店なのに、しっかり鉄火巻きも美味しいだなんてある?

こちらはお隣の席のお客さんが注文してらっしゃっった「日替わりキッシュ」。日替わりメニューは店内のホワイトボードに記載があります(スマン、撮ってない)。
お隣さんにお願いして料理の写真だけ撮らせてもらいました。
何だこれ優雅なアフタヌーンティー? アフタヌーンアルコール? 立ち飲み屋に出てくる料理じゃねーだろ!
実食されたお隣さんにお伺いしたところ、この日はサーモンとほうれん草のキッシュだったそう。
お店の人が「店長、イタリアンやってたんで!」と言ってましたが、キッシュはフランス料理だけどな!
そんなこんなで筆者はビールとポテサラを楽しんで、次の予定に向かうために退店。
お店を出ると4名ほどお待ちの方々が並んでいらっしゃいました。ホント人気なんですね!
ごちそうさまでした。
今回は後に予定があり、実質30分ほどの滞在でしたが充分満足、とは言え時間があれば長居してしまいそうな良店です。また近くに寄ることがあったら再訪しなければ!
やはり週末は混み合うとのことなので、平日に訪れるのが吉だとか。
よくある立ち飲み屋とは違い、和やかで清潔感もある大変居心地の良いお店でした。
阪急・烏丸駅/京都市営地下鉄・四条駅から徒歩5分ほどの隠れ家のようなオシャレ立ち飲み屋、皆さんも時間を持て余した際には是非。

▲定番メニュー以外にも、店内掲示の日替わりメニューもあるので、常連さんの気持ちも分かりますね。牛すじ煮込み好きの筆者としては、次回は「牛すじ豆腐」を注文したい。
